中国赴任が決まったら。親の不安は「ウィチャット」で取り除ける

中国赴任が決まって私がまず最初にやった事は、高齢の両親のガラゲーをスマホに変更し、「微信(ウィチャット)アプリ」を入れることでした。

日本と中国、隣国とはいえ海外。しかもコロナ禍でそう簡単には戻ってこれないだろうと親側の不安は募るばかり。それを解消してくれるのが「ウィチャット」なのです。

中国ではLINEが使えないため、従来のやり方だと日本との連絡は国際電話かスカイプを使うことになります。前回の駐在では親のパソコンにスカイプを入れて連絡を取っていましたが、いかんせんパソコンを立ち上げるのに時間がかかること、そしてなんといっても「いつスカイプをやるか」前もって連絡しておかないとダメなのが不便でした。

その点ウィチャットなら、いつでもどこでも、スマホさえあれば(しかも無料で)お互いの顔を見ながら通話ができるのです。

さて。アプリを入れて「これでOK」というわけにはいきませんでした。高齢者にスマホの使い方を教えるのは至難の業なのです。

「まず、ここに触れて(高齢者に“タップ”という言葉は通じない。しかも全力で押したりする)このマークを出して・・・」

ようやくこちらに通話ができるようになるも、次は「通話の出方」がわからない・・・。

これら練習を繰り返し、まだ日本にいる間に不意打ちで何度も通話を試みました。

でも、「こんなに簡単に(簡単ではなかったのに!)相手の顔を見ながらいつでも通話できる」ということを実感したのか、ようやく両親は安心したのです。

またウィチャットは日々改善されていて、今や電話マークのついた「呼び出し」、「動画が呼び出し」に表示が変わったので教えるのも以前より楽になったかもしれません。

今のところ両親と何のトラブルもなくウィチャットでコミニュケーションがとれています。通話の簡単さに味を占めてか、父は頻繁に通話をかけてくるようになり、「日本にいた頃より子供と話が出来ている」と嬉しいような困ったようなことを他人様に触れ回っているそうです。