教育の考え方Our approach

アウトプット7:インプット3の学習バランスと、実測データで学ぶ順番を決める科学的な方法。名古屋・池袋・上海・杭州の各校とオンライン、法人研修に共通の考え方です。

「スマート」の意味

What “smart” means

2016年、「スマートに中国語を学ぶ」からスマチュが生まれました。私たちの言う「スマート」は、雰囲気ではなく、次の5つの事実です。

  1. 実測で、順番を決める
  2. 効く順に、時間を配分する
  3. 最短ルートは、一人ひとり違う
  4. データは順番を選び、人が教える
  5. 市場が小さくても、科学的教材は作れる

01

実測で、順番を決める

経験や勘ではなく、実測で。26年の実運用で蓄積した日本人学習者の実データが、教材と学ぶ順番を決めています。

約600万検索辞書運用(BitEx中国語)
13.9万件単語帳保存=需要データ
52.7万件学習ログ(スマチュ)
  1. STEP 1実測データ
  2. STEP 2日本人専用の学習モデル
  3. STEP 3「効く順」で教材を自動生成
声母24×韻母34の音節頻度マップ。色の濃さが語彙内の出現頻度を表す

中国語の音の全域を、機械的に敷き詰める

HSK3.0の11,000語を音節に分解し、延べ出現を数え上げた「音節頻度マップ」です。縦が声母24、横が韻母34。各マスは1声〜軽声の5本に分かれ、濃いほどよく使われる音です。

21,671
数え上げた延べ音節
394
モデルが扱う音節
54.4%
実際に埋まったマス(2,060中1,121)

「どこが空いているか」まで含めて地図です。出所:HSK3.0(2026)11,000語の音節分割による発音汎用モデル

02

効く順に、時間を配分する

練習の優先度=需要の重みよく使う×実測誤答率よく間違える

よく使い、かつよく間違えるものから練習します。誤答率が高くても稀なもの、頻出でも易しいものは後回し。限られた研修時間を、効く順に配分する仕組みです。インプット3割・アウトプット7割。

発音:声調の組合せ20マスのうち、上位4マスに誤りの50%

優先度順・上位4マス
50%
均等に配分した場合
20%

最優先は「4声+4声」。約1,200語、この1マスだけで誤りの23%を占めます。同じ手間で2.5倍の誤りに届きます。

単語:誤りの50%をカバーするのに必要な語数

優先度順
133語
HSK級順(標準的な順)
314語

同じ方法論は単語でも成立し、対象語を58%絞り込めます(実測923語で検証)。

出所:EX発音モデル(2音節回答1,595件)・単語モデル(初回解答19,732件)。観測データ上のモデル試算であり、学習時間短縮の実測値ではありません。

03

最短ルートは、一人ひとり違う

16レベルの評価とオーダーメイド設計。同じ「ビジネス中国語」でも、着任前の生存語学と現地営業の交渉では、学ぶ順番が違います。さらに、同じ級の単語でも、日本人にとっての難しさは正反対になることがあります。

HSK級4・優先して教える

出差 chūchāi=出張

日本語に無い語形で、漢字から意味が取れない。単語帳保存も多い、実需の高いビジネス語。

HSK級4・教えなくても分かる

性格 xìnggé=性格

日本語と同形同義。漢字の知識で意味がそのまま取れるため、優先度は下がります。

漢字の知識という日本人固有のアドバンテージは、世界共通の規格には映りません。辞書とドリルを併せ持つ当社は、この差を実測で埋めています。新しい学習者は日本人全体の地図で走り出し、解くほど本人の地図へ滑らかに移っていきます。

04

データは順番を選び、人が教える

教える先生
×
定着させる中国語EX
×
配分を決める実測モデル
中国語EXの発音習得マップの実装画面。課ごとに音節がタイル表示され、色が混同しやすさを示す

教材が扱う377音節すべてが、モデルの管理下に

中国語EXの「発音習得マップ」の実装画面です。タイル1枚が1音節。色は装飾ではなく、日本人の混同しやすさというモデルの出力です。

  • -n / -ng
    31.5%
  • 鼻音
    27.8%
  • そり舌
    15.9%
  • h - k
    13.3%
  • 有気 - 無気
    12.3%

課ごとに、地図が開いていく(累積音節数)

  1. 7L1
  2. 34L2
  3. 75L3
  4. 176L4
  5. 291L5
  6. 377L6

L5の115音節はすべて -n/-ng。日本人の最大の弱点を、課がまるごと引き受けています。

教えるのはプロ講師。データが決めた順番を、人が伝えます。モデルの妥当性はネイティブ教師が検証し、裁定を設計に反映する——一度きりの監修ではなく、更新のたびに続く検証です。

法人研修では、さらに

ここまでご紹介した担任制と講師の選考基準は、各校・オンラインに共通する土台です。法人研修では、その土台の上に、御社の研修目的に合わせて指導できる講師を育てる独自の育成プログラムを重ねています。

講師育成プログラム

語学の習得には、まず高度な専門的スキルを持つ講師が必要です。何をどのレベル段階まで習得すべきか、目指すべき基準を定め、一人ひとりがプロ講師として専門性の高い指導ができるようスキルアップを図ります。その基準を満たした中国語講師が、御社の中国語研修を成功に導きます。

中国語が話せるからといって誰でも講師になれるわけではありません。厳しい採用基準を設け、知識や経験だけでなく、中国語教育への情熱と、プロ講師としてスキルを高め続ける姿勢を重視しています。レッスンデビュー前に必ず約20時間の講師研修を受け、プログラムをクリアした講師のみが受講生にレッスンを提供します。定期的な社内勉強会・フォローアップ面談で、常に指導スキルの向上に取り組んでいます。

研修で学ぶこと

イーチャイナの企業理念、効率的なレッスン運営、発音・文法の教授法、コミュニケーション、モチベーションマネジメント、コーチング、学習者のタイプ別の指導ポイント、効果的なeラーニング活用方法、オンラインレッスンの方法、対外中国語教育の最新動向。

対外中国語教育(外国人への中国語教育法)

北京語言大学や孔子学院などの中国語教育専門家による外部研修も活用し、中国現地の最新情報と教育方法を取り入れています。